糖アルコールとは?

糖アルコールとは?

糖アルコールは砂糖や水飴と同じ「糖質」の仲間ですが、1.熱・酸・アルカリに強い、2.微生物の栄養源になりにくい、3.消化吸収されにくい、など砂糖や水飴とは異なる特長を持っています。その特長を活かして食品、化粧品、医薬品、病者用食品など幅広く利用されています。

甘いだけじゃない。糖アルコール。

糖アルコールは、甘いだけでなく、食品加工面で優れた物理的・化学的特長をもちます。

体内で消化吸収されにくいので低カロリー素材として使用されています。また、水分を保って食品の日持ちを良くしたり、着色しにくい食品の品質保持改良に利用されています。

その他、化粧品、医薬品、病者用食品等幅広く利用されています。

糖質、糖類、糖アルコールの関係

図 糖質、糖類、糖アルコールの関係

糖アルコールの3つの特長

1 熱、酸、アルカリに強い
安定性が高く、加熱による褐変反応や、アミノ酸、タンパク質とのメイラード反応の原因になりません
2 微生物の栄養になりにくい
微生物の栄養源になりにくく、菌が繁殖しにくいため、品質保持に貢献します。また、虫歯の原因になりにくい素材です。
3 消化吸収されにくい
人の消化酵素で消化されにくく、吸収されにくいため、低カロリーです。また、血糖値やインシュリンレベルにも影響しません。

加熱による着色

糖アルコールは安定性が高く、加熱による褐変反応や、アミノ酸、タンパク質とのメイラード反応の原因になりません。

写真

 100℃ / 6hr / グリシン1%添加

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糖アルコールができるまで

糖アルコールができるまで

糖アルコールは原材料の水素添加(還元)により製造されます。
一部、微生物による発酵により作られるものもあります。

図2

身近なくだものの中にも糖アルコールは含まれています。

写真1

ナナカマドの中に

ソルビトール

ソルビトールは、バラ科のナナカマド属の植物であるオウシュウナナカマドの果実に含まれ、この植物の学名Sorbus aucuparia L.が、ソルビトールの語源となっています。

写真2

メロンの中に

エリスリトール

エリスリトールは、メロン、梨などの果実や、キノコ類、味噌・ワインなどの発酵食品に含まれています。

そして糖アルコールは身近なものに使用されています。

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糖アルコールの効果

糖アルコールの効果

図3

糖アルコール類の緩下性について

糖アルコール類の緩下性について

糖アルコール類などの難消化性糖質を一度に多量に摂取すると、お腹が一時的に緩くなることがあります。これは小腸で消化・吸収されなかった糖アルコール類が大腸にまで移行し、大腸内浸透圧が上昇するためと考えられています。乳糖不耐症の人が牛乳を飲んでお腹が緩くなる場合と同じ作用であり、一過性のものです。配合量が多い場合には、多量摂取について注意を促す表示を記載することをお勧めします。

一度に大量に摂ると、体質によってお腹が緩くなることがありますが、